枕に抜け毛が付く原因と、今日から始められる3つの対策
朝、布団から出ようとして、
ふと後ろを振り返ると、
枕に抜け毛が付いていると
朝からがっかりしますよね。
でも、この抜け毛、
自然なものの場合、
心配しなくても大丈夫なんです。
まず、
なぜ枕に抜け毛が付いてしまうのか、
その原因から調べてみました。
枕に抜け毛が付く原因とは
一番大きい原因は、
寝ている最中の
枕と頭皮の摩擦と思われます。
考えてみると、起きている最中に、
髪を一本ぷつんと抜くときは、
痛い!というくらい抵抗がありますよね。
ところが、
毎日寝ている最中に、
10本ずつ毛が抜けて枕に付くとして、
眠りながら、髪が抜けて痛いなあ、、
と思うことはありません。
これは、枕と頭皮の摩擦で抜けるのは、
一本一本の寿命が終わり、
抜ける状態にある髪だからなんです。
髪の寿命=ヘアサイクルとは
日本人女性の髪の寿命は、
大体4~6年といわれており、
一本一本の髪の毛が、
成長期、後退期、休止期という
3つの周期で成長していきます。
成長期には、髪の毛が生えて伸びつづけ、
後退期には、髪の成長が終わり、
休止期には、完全に成長が止まります。
その後、2~4か月、毛根は休息します。
4~6年の寿命のうちの
ほとんどは、成長期。
2~3週間ある後退期に毛根が収縮し、
その後の休止期には
特に激しく刺激されなくても、
髪は普通に抜けていくのです。
枕の抜け毛、多いか少ないか?
1日に自然に抜ける髪の毛は
季節にもよりますが、
50~100本程度といわれています。
一日の行動の中で、
一番抜け毛が多いのは、シャンプー、
次にブラッシングで、
シャンプー時には一日の抜け毛の
半分が抜けるそうです。
このため、枕の抜け毛が
1日10本程度であれば、
休止期の髪が自然に抜けているものと
思われますので、
心配しなくてよさそうです。
むしろ、同じ10本でも、
どんな状態の髪が抜けているのか、
チェックすることが大事です。
ロング、ミディアム、ショート、
自分の今の髪の長さと
同じくらいの長さであれば、
これから伸びていくはずの成長期の髪が
抜けているわけではない、ということなので、
安心できますね。
明日の朝から1本でも減らしたい!
枕の抜け毛を減らしたいときは、
逆に、抜け毛を増やしかねないことを
していないか、気を付けてみましょう。
髪の毛が濡れたままでの就寝はNG!
まず、お風呂の後、
シャンプーした髪は
絶対に乾かしてから寝ましょう。
枕カバーの交換時期を早めてみる
また、枕カバーを今よりも
こまめに交換しましょう。
一晩でかいた汗が枕カバーに付いて、
雑菌が繁殖すると、
翌日、頭を付けた時に、
雑菌が頭皮に移ってしまいかねません。
ただ、お天気もあり、毎日は難しいですよね。
そんなときは、
出張で連泊したときのホテルをイメージして、
3日に1回、1週間に1回、と
自分でこまめと思える範囲から
始めてみましょう。
寝室の掃除も忘れずに
最後に、意外に思えるかもしれませんが、
寝室の掃除も頻繁に行いましょう。
布団から出たほこりは、
家具や床に落ちるのと同様、
頭皮にも降ってくることになります。
健康な髪の成長には、
頭皮の清潔を保つことが大切ですし、
寝室の環境をよくすることで、
睡眠の質の向上も期待でき、
こちらも髪の成長につながります。