なぜあなたの頭皮が納豆臭いのか、3つの要素で説明します
ゆっくりお風呂に入ったら、
シャンプーで地肌の汗や皮脂を洗い流してスッキリ、
心地いいですね。
ただ、まさにそのシャンプーが原因で、次の日、
頭皮に悪臭がしてしまう恐れもあるってご存知でしたか?
その理由は、シャンプー、地肌の水分量、
そして頭皮から出る臭いに関係があります。
3者のバランスが乱れると、
嫌~なことに、頭皮が納豆臭くなってしまう可能性まで!
そのため、今回は、地肌が納豆臭くなる理由と
悪臭を防止するシャンプーについてお届けします。
頭皮から納豆の臭い!?くさいのを何とかしたい!
頭皮が納豆臭くなる原因3つとは
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頭皮が納豆臭くなるには3つの要素があると考えられます。
・ 頭皮の細菌バランスの乱れ
・ 皮脂の酸化
・ においの分子カプセルの放散量
それぞれが関連しているので、順に見ていきましょう。
頭皮にも善玉菌と悪玉菌がいた?!
私たちの全身の皮膚には「皮膚常在菌」と呼ばれる細菌がいて、
善玉菌と悪玉菌とでも呼ぶべきグループに分かれ、
それぞれがちょうどいいバランスを保ちながら存在しています。
ここで、善玉菌と呼びたい「表皮ブドウ球菌」は、
汗または皮脂をたべて、潤い成分であるグリセリンを出しては、
地肌にいわばバリアを張り、
アレルギー物質など外敵を寄せ付けない働きをしています。
ただ、弱点は、シャンプー等のアルカリ性の洗浄成分で、
洗い流されて数が減ってしまうこと。
本来のバランスまで数が増えるには、20代でおよそ8時間、
50代だとおよそ20時間程度必要とのリサーチも。
一方、悪玉菌とも呼ぶべき「黄色ブドウ球菌」は、
傷を膿ませたりするうえ、勢力が増えると
頭皮が臭い原因になってしまいますし、
そのほか、シャンプーで湿った髪をそのまま放置することも
雑菌が繁殖する原因となります。
頭皮の皮脂はほどよく残して洗いたい
洗浄力が強いシャンプーだと、善玉菌を洗い流す上、
頭皮の皮脂を過剰に落としてしまい、
皮膚の水分がそれだけ蒸発しやすくなってしまいます。
このため、外敵に弱くなることを嫌うからだは、
皮脂が足りないならさらに出そう、と過剰に皮脂を分泌してしまい、
善玉菌の数不足に加えて、生産過剰な分、
分解されずに残った古い皮脂が酸化し、悪臭につながるのです。
においカプセルは止められない?!
におい分子のカプセルは水となじみやすいため、
善玉菌の不足と強力なシャンプーのダブルパンチで、
うるおいバリアが不足した頭皮から、
水分といっしょに蒸発し、大気中に広がります。
においカプセルの蒸発を防ぐにはどうすればいいでしょう?
もうお分かりですね、適度な皮脂とうるおいのバリアで
水分が頭皮にとどまってくれることが大事なのです。
洗髪だけじゃない!納豆臭への対策とは
これまでの三大原因を考慮すると、
頭皮から納豆の臭いがする、という女性向けの対策は、
お風呂場に入る前、シャンプー購入時に始まっているといえます。
まず、頭皮の善玉菌に厳しいアルカリ性のシャンプーをやめて、
皮膚と同じ成分、弱酸性=アミノ酸で洗うシャンプーを選びましょう。
また、善玉菌の勢力が一晩かけて回復できるように、
1日のシャンプー1回までにして、しかも朝シャンは避けましょう。
清潔な頭皮のまま成長ホルモンの出るシンデレラタイムを迎えることで、
美髪効果も期待できます。
最後に、頭皮に雑菌を増やさないために、
シャンプー後は、髪を乾かしてから眠りましょう。
頭皮から納豆の臭いがする女性にどれもおすすめの習慣ですので、
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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